まずアマガエルの飼育環境を知る前に、アマガエルの性質(性格)からざっくりまとめていきます。
アマガエルの性質:
エネルギーを温存している⇒餌がない時期や期間があっても生き延びれるようにするため
皮膚から水分を吸収する⇒乾燥に弱い
毎日水に浸かる⇒水分保持
ツリーフレッグなので高い所が好き⇒天井が低い所や高い所に居場所がないとストレスが溜まる
構われたくない⇒集団行動ではなく孤立・自立している。でも仲間がいると安心する。
見られたくない⇒獲物から狙われやすいので基本見られるのはストレス
獲物から狙われないように隠れられような場所が欲しい⇒広々とした爽快な場所はストレス。かといって空間的に狭いのもストレス
元々野生なので虫を好んで食べる⇒人口餌などは胃腸に負担がかかる
変温動物なので温度の変化に弱い⇒温度調整必須
と言う感じです。
ここから解釈すると、アマガエルの好む環境は
- 天井が高いところ
- 隠れられるところ
- キレイな水があるところ
- 獲物から狙われないところ
- 虫が食べられるところ
- 適温なところ
だということが何となくわかるかと思います。
アマガエルは成体のオス以外鳴かず、表情にも出さない為、なかなか考えていることがわかりづらく、気づいたら弱っていた…なんてこともあります。
餌が原因と思っている方も多いのですが、個人的にはほぼ環境が問題だと思っています。
元々野生の生き物なので、餌がないことや餌が質素であることは日常茶飯事です。栄養が偏っていたとしてもそれに対応できるだけの忍耐力や生命力が備わっていることがほぼです。(むしろ栄養過多のほうが胃腸に負担がかかるので問題です。)
一番の問題は汚染されている環境です。結構見た目で気づかないのですが、臭いには気を付けたほうが良いですね。(美人なのに悪臭がするみたいなイメージです。見た目だけに惑わされると爆弾抱えていることが多いです。)
何かしら臭っている場合は、何か(主に餌の残骸)が腐食していたり、糞尿が蓄積していたりしています。これらの臭いを解消するのが、土に含まれる微生物や活性炭などです。
個人的には↑がおススメです。嫌な臭いもなく、快適なカエル飼育環境を実現できます。
自然のサイクルと一緒ですが、汚染物が蓄積するような環境では基本生き物は生きていけません。汚染物を分解してくれる土などを入れておくのがとても良いです。
あとは水ですね。基本的に水は毎日取り換えてあげないとすぐ汚れます。カエルはタンパク質含むものも食べるので、必然的に水が濁りやすくなります。植物は食べません。
皮膚から水を吸収する為、常にきれいな水でないと、直接的に体内にダメージが行きやすいのです。田んぼにいるくらいなので、泥水とかであればまだ体に濾過機能が備わってると思いますが、油やたんぱく質などで汚染された水は生物には基本よくない水なので、水は毎日きれいにしなければなりません。
私は最初の頃、毎日水を取り替えていたのですが、流石に大変だったので、水の循環濾過システムを独自に開発しました。
その時のポストがこちら↓
使用ゲージ:グラステラリウム3045
— 天野さぐ (@AMANO_SAG) November 9, 2022
全体図はこんな感じで、100均の箱に砂利が入らないよう網を張って、その中に画像の濾過器を横倒しで入れています。人工芝生の先から濾過器の先を出している感じになります☺️https://t.co/Kl6nXWzLmZhttps://t.co/Vqt8ed7XKl
参考にさせて頂いた動画です。 pic.twitter.com/CKBgdlzAYG

あの爬虫類youtuberの鰐さんから「天才」とリポストがきました…!ありがとうございます。
使用している濾過装置はこちら↓
ゲージはこちら↓
これを開発する時は大変でしたが、お手入れがだいぶ楽になりましたね!水は乾燥で減っていくので基本的にはカルキ抜きした水を追加していくくらいです。あとは定期的(3~6か月に1度程)にゲージ全体の掃除と濾過器の清掃とフィルター交換をするくらいですね。
ゲージはガラス製でわりと汚れるのでノンアルコールのウェットティッシュで高頻度で拭いています。
糞が付いたところも取り外しできるものなら水場に持って行って、洗剤なしでブラシでこすっている感じですね。
カエルは皮膚が生身なので洗剤やアルコールの使用は絶対NGです。消毒するにしても煮沸や熱湯での消毒がおすすめです。
土がどんなに優秀でもタンパク質目当ての変な微生物が湧いてたりするので、たまに全体的に熱湯消毒するのが良いかと思います。(めちゃくちゃ大変ですけどね)
餌についてですが、上記の記載から人工餌がダメだと思った方もいるかもしれません。
ですが、人工餌も胃腸の負担を考えて、少量、低頻度であれば問題ありません。カエルはそもそもほぼ動かないのでエネルギーの消耗が少なく、そもそもカロリーをそこまで必要としません。なので餌の頻度としては3~10日に1度くらいで問題ないです。
虫に関してはホームセンターに売っているミルワームやAmazonなどで購入できる、デュビアなどがおすすめです。虫とは言えど、こちらも与えすぎには注意が必要です。
また、カエルは変温動物なので、温度的なエネルギー消耗はあるかと思いますが、冬にはライトなどを入れて常に春のような温度感にしてあげれば大丈夫です。
冬は本来、土に潜って冬眠するので、潜れるような土がない場所では温めてあげないとかなり弱ってしまいます。気を付けましょう。(冷凍庫にいれて冬眠させる方法もあるらしいですが、よほどのプロじゃない限りリスク高いです。)
こんな感じで、既にカエルを飼って3年目の私ですが、未だに病気になったカエルはいないです。カエルは小さいですが、なんせ動かないので、環境が良ければ10年くらい生きる個体もいるそうです。
事故で亡くなってしまった子はいますが、
環境には常に改善を図り、事故も起きないように最善の注意をしています。手探りながらの飼育でしたが、カエルも慣れるようで、今では私にビビらなくなりました。(昔は逃げまどってたけど、今では餌だと思って近づいてくる)
カエルをもし飼うのであれば、結構努力が必要ですが、カエルの為を思うと必然的にできるようになってきます。(虫も嫌じゃなくなってきます)

全体図、突っ張り棒でツリーフレッグの居心地の良い高い居場所を作っています。温度調整用のライト入ってます。

高い所に吸盤式の隠れ家作っています。人気ゾーン

循環している水と土と植物がある環境です。
愛情込めて飼育することでカエルにも伝わります。これから飼育を考えている方は土や水には特に気を付けて飼ってみてくださいね!
相手の事を考えて居心地の良い環境を作るというのが一番の愛です!ぜひ頑張ってみてください♪
