最近のマーケティングトレンドは、影響力による認知。認知的マーケティング。
どのように認知されることで、今後自社・担当クライアントにどのような影響があるのか。
手っ取り早い手法で言えば、既に有名な(影響力がある)ものに関連付け、認知をしてもらうやり方があります。
辛口な料理系youtuberを自社商品パッケージに載せるなど。
Q,辛口な料理系youtuberを自社商品パッケージに載せることで、「何をイメージさせるか?」
A,あの料理に辛口な料理系youtuberが認めた自社商品。
こういうイメージが付くことで、人は料理系youtuberをきっかけにその商品を認知し、その商品の凄さ・良さを知るのです。
ただし、その商品が料理系youtuberのイメージを壊してしまうようであれば、リスクにはなってしまいます。
認知的マーケティングには「何をイメージさせるかが大事」
上記では手っ取り早く認知させる手法として上記の例を載せましたが、お金的なコストをかけずに施策をすることも可能です。
そこで重要なのが「キーワード設計」です。
そのキーワードがどのようなイメージをさせるのか。
例えば
お薬アドバイザー・リラクゼーションセラピストを並行する、地域密着型のデジタルマーケター 木村水癸
Q,どのような人物をイメージしますか?
見る人によって変わると思いますが、
A,薬の知見とリラクゼーション技術を持ちながら、地域にも貢献しているデジタルマーケター(デジタル領域に詳しい人)
A,薬事法や景品法、リラクゼーション(癒し・健康系)の知見がある可能性があり、ローカルと精通している人
A,現場で働いたことがある、薬のリアルをある程度知りながら、デジタル領域に詳しい人
A,実際に施術ができる、お客様と施術者両面での知見、リアルな体験が分かる人でありながらもデジタル領域に詳しい人
おおよその想定ですが、恐らくこういうイメージ(どのような認知の仕方をするのか)をもってくれるんじゃないかなと思います。
つまり、一見キーワード(ターゲット)を絞っているようで、多くの人にニーズがあるということになります。
しかも、EEATも網羅しているのでSEO的にも強いキーワードになっています。
実際の信頼性は認定資格や就業経験などでも証明が出来る為、専門性もアピールできる設計となっています。
設計でいかに効率よく認知させることができるかなんとなくお分かりいただけたでしょうか。
(ただし、この人物像を最短で目指すには同時進行で行う業務が多く、かなり苦労するので、一般的には独自性やニッチだけどニーズがある領域で目指すのが望ましいです。)
都会のデジタルマーケター(DX推進事業)にはどのようなニーズがあるかというと、ローカルと繋がりたい企業が多くてですね…
ぶっちゃけ都会では競合が多すぎて、大変なんですね。なので本当にデジタル化などを必要としているローカルと繋がりたいというのがリアルな都会のデジタルマーケター(DX推進事業)の願いなのです。
ちなみに都会でも、薬事法や景品法などの知見がある企業は結構少なかったりします。
だからこそこれら全部を網羅したこのキーワードはSEOにとても強いのです。
誰に何をどうアピールすることでどのようになるのかを予測する
それぞれの専門分野で影響力が強い業界と繋がれることが重要です。
その業界に自分がどう映るのか、それぞれの分野に視点を変えて「何が」「どこに」「どのように」ニーズがあるかをデータを根拠に明確にする。そのデータ(情報)は調査で手に入れる。
上記の自分のイメージ像では、
・地域ではシンプルに地域に精通したデジタル案件に繋がる(地域への貢献・信頼による認知)
⇒ローカルではデジタル領域に強い人が重宝されやすく、役割を担いやすい。
・都会のデジタルマーケティング企業にはローカル企業の紹介・仲介(OEM)
⇒実績を共有できる、業務提携・協力もでき、winwin(人的・労働コストの削減にも繋がる)
実績例)企画立案・監修:きむらぼ 制作:○○
・専門業界では特定の企業としてデジタルマーケティングを行う。(運営委託)
⇒特定の企業を主体として専門領域の開拓・実績の表明による認知度のアップ。○○といったらこの企業!になりやすくなる。
一番良い関係を築きやすいのは自分がお客さんとして、そこの商品やサービスを使ってみることです。その上で理解していい商品やサービスだと思ったら積極的にPRします。
デジタルマーケティングが分からない業界にデジタルマーケティングで行ってしまうと営業になってしまうので、いかに自然に溶け込んでPRができるかということが重要だと考えています。
よくある落とし穴として
SEOなどの施策をするにしても行き当たりばったり(とりあえず広めたい)ではなかなか認知されるのには時間がかかります。とりあえず広告費払っておけば結果が出るだろうみたいなやり方ですね。
調査でターゲットを明確にすることが重要(大事なので更に深堀)
マーケティングには必要不可欠な施策ですが、まずはどのようなターゲットにどのようなニーズがあるのかを明確にし、そのニーズがあるターゲットに直球(表面には出さないですが)で行く形が大事になります。
一言で言うと“狙い撃ち”です。
先ほどの「一見キーワード(ターゲット)を絞っているようで、多くの人にニーズがあるということになります。」とは矛盾しているように思えますが、ネット上(デジタルマーケティング)での施策は絞っているようで絞っていないキーワード設計で、物理的にどう動くかが狙い撃ちというイメージですね。
⇒つまりネット上と現実(人と人とのコミュニケーション)ではアピールの仕方を変えるということです。
「とりあえず高級餌を撒いておいたら間違えなく魚が釣れる(誰でも釣れる施策)」ではなく、「この魚を釣りたいからこの餌で勝負をする(データを元に徹底的に分析)」というイメージです。
ちなみにこのような情報(なんでニーズがあるのか)をどこで知るかというところなのですが、マーケティングに必要不可欠な「調査」で知ります。
ネット上での情報量は膨大ですが、実際の情報と異なっている場合もあるので調査は実際にその業界で調べられるのが一番理想ですね。
まとめ
何で釣るかよりも“何を釣ることで今後どうなるのか”を予測できることが大事。
結果から考えて現状を元にどのような施策をするのか。
質の高い仕事をするには、大事な考え方になります。
「とりあえず高級餌を撒いておいたら間違えなく魚が釣れる(誰でも釣れる施策)」は確かに集客が可能ですが、不特定多数が釣れたりもする為、人的コスト・労働的コスト・お金的コスト(広告費や不特定多数が釣れたことによる人員確保など)がかなりかかります。
ある意味博打に近いやり方でもあるのでリスクも高いです。
“釣れる魚も予測する”
自分が仕事を選ぶ立場になるというのが一番理想ですね。




